1995年7月30日に東京都八王子市で、閉店後に
スーパー
マーケットの女性スタッフ3人が殺害された事件、
通称“ナンペイ事件”に関わるとされる中国人男性が逮捕
されました。
殺害された
女子高生の一人は桜美林高校の生徒さん
だったそうです。
これから
ナンペイ事件の謎と真相が明らかとなっていくので
しょうか。
ナンペイ事件に残された
謎と
真相に迫ります。
ナンペイ事件 真相解明なるか?!
ナンペイ事件は、「日本における銃犯罪のターニングポイント」
と言われる程の重大事件で、長期捜査も続けられておりました。
今回逮捕された
カナダ在住の中国人の男(43)は、
ナンペイ事件の
実行犯と知人である可能性が高いとされております。
この男性は2002年に、他人名義のパスポートで
日本を出国した疑いが持たれており、
警視庁によって旅券法違反の疑いで今回逮捕されました。
男は15日午後には成田空港に移送される予定です。
一方、この中国人男性の弁護人によりますと、
この男はナンペイ事件について、
「この男は
八王子の事件について一切知らないという主張を
繰り返している」と証言しております。
この男の帰国後、詳しい事情聴取が行われる予定だそうです。
ナンペイ事件 概要
事件が起きた現場住所は、
東京都八王子市大和田町4-26-1
スーパーマーケット「ナンペイ大和田店の2階事務所内です。
1995年7月30日午後9時15分から20分頃に、スーパーナンペイ
大和田店2階事務所内に、
拳銃を持った男が乱入、現場には
3人の従業員がおりました。
現場に居合わせたのは、パートの女性従業員A(当時47歳)、
アルバイトの女子高生B(当時17歳)と女子高生C(当時16歳)の
3名でした。
犯人は
たった5分ほどの犯行時間で、女子高生2人の口を
粘着テープで塞ぎ、互いの右手と左手を縛り、
身動きを取れない状態にした上で、至近距離から後頭部に
1発ずつ発砲、2人を殺害。
2人の高校生を殺害後、パート従業員の女性Aに対しては、
体は拘束しなかったものの、銃把で殴りつけ、金庫の前に
突き飛ばすなどの暴行を振るった。
そして2人の女子高生殺害後、左右の額に銃口を押し付け、
発砲し殺害した。
その間わずか5分ほどの出来事だった。
そしてその後(乱入から5分後)、犯人の仲間が車で迎えに来て、
犯人と共にスーパーナンペイから去っていたそうだ。
ナンペイ事件 残された謎
強盗説と私怨説の2説があるとされるが、
捜査本部は、これまで
スーパーナンペイの2階にある金庫
を狙った強盗説を重視して捜査してきた。
当時、金庫には500万円程の現金が入っていたとの情報がある。
では
何故、犯人は金庫から現金を強奪せず去って行ったのか??
その理由は前述の女性パート従業員A(当時47歳)にある。
犯人は女子高生の女性アルバイト2人を拘束した後、
金庫の鍵をパート従業員の女性A(当時47歳)から奪った。
続いて犯人は
金庫のダイヤルの番号を聞き出そうとして
女性Aに暴行をふるったのだ。
しかし女性Aは番号を知らなかった。
現金が目の前にありながらも、金庫を開けられないと
分かった犯人は、前述の通り、彼女の頭に向けて発砲し、
殺害、現場を去って行ったのだ。
現在、中国で覚せい剤所持の疑いで逮捕され、
死刑が確定している日本人が容疑者として有力だと言われて
いる。
この男は過去に
日本・中国混合の強盗団を率いていた経歴があり、
八王子強盗事件の当日、スーパーナンペイで強盗に失敗した
腹いせに、近くで別の強盗を働いた、と仲間に話していたそうだ。
まとめ
今回の逮捕によっては事件の真相にかなりはっきりしてきそう
ですね。
今後が解決に向けて良い展開になることを期待します。